本日は、いま僕が皆さんにぜひ読んでいただきたい一冊をご紹介します。

楽しみにしていた【LGBTヒストリーブック 日本編】が届きました。

 

本書は、平等を求めて声をあげてきた人々の闘いを、1960年代から現代まで、435点の写真とともに記録した貴重な一冊です。ページをめくるたびに、その時代を生きた当事者たちの葛藤や勇気、そして社会を変えようとする強い意志が伝わってきます。

 

改めて感じたのは、今、僕たちが「当たり前」だと思っていることは、決して自然に手に入ったものではないということです。かつては同性愛が病気とされ、「異常」や「変態」といった言葉で語られ、社会から排除されてきた時代がありました。それでもなお、声をあげることをやめなかった人たちがいた。その積み重ねが、少しずつ社会を動かし、今の選択肢や環境をつくってきたのだと思います。

 

現在、日本でも同性婚の実現に向けた議論が進んでいます。制度として実現すれば、LGBT当事者の暮らしにとって大きな前進であり、社会的にも大きなインパクトをもたらすはずです。

 

一方で、これはゴールではなくスタートに過ぎません。制度ができることと、それが社会や日常生活の中で「当たり前」として機能することは、切り離して考えることはできないからです。法律が変わっても、不動産の現場で入居を断られる、パートナーとして扱われない、地域の中で理解が得られない。そうした現実が残り続けるのであれば、暮らしの質は本質的には変わらないままです。

 

だからこそ、制度設計と現場の実装はセットで進めていく必要があります。そしてその“現場”の一つが、まさに私たちIRISが向き合っている不動産領域です。住まいは生活の基盤であり、「誰と、どのように暮らすか」という根本的な選択に直結するものだからこそ、ここが変わらなければ社会の変化は不十分なものになってしまいます。

 

この本に刻まれた歴史は、過去の記録であると同時に、未来へのバトンでもあると感じました。そのバトンを受け取った一人として、次世代により暮らしやすい社会を残すために、IRISとして、そして個人としても挑戦を続けていきたいと思います。

 

熱い想いと多くの学びが詰まった一冊です。ぜひ多くの方に手に取っていただけたら嬉しいです。


出版に関わった皆さま、素晴らしい作品をありがとうございます!!