もうすぐ入学や就職、異動等により新しい住まいを探している方もいるかと思います。 今回の記事では、LGBTsフレンドリーな不動産会社のIRISによる、LGBTs当事者が1人暮らしにおいて 困ることや悩み、1人暮らしを始めるにあたり考えるべきことについてもご紹介します! またこの記事を参考にすることで、困りごとが少しでも解決できるように アドバイスや情報提供も紹介していきますのでぜひ最後まで読んでみて下さい。
<この記事はこんな方におすすめ!>
・初めての1人暮らしが不安で、どんなことに気を付けるべきなのか知りたい
・1人暮らしをするうえで、考えなきゃいけないことが何か知りたい
・LGBTsの部屋探しの仕方が知りたい ・実際に費用としてはどれくらいかかるのか知りたい
LGBTsのお部屋探しで困るケース
一般的に会社員や公務員など、お部屋を借りるには安定した収入があると借りやすいです。 一方でLGBTs当事者ならではの困りごとや、会社等で働くことが出来ない方がいるのも現実で、そういった方だとよりお部屋を借りるのに、困難が生じることがあります。 その一例をご紹介します。
トランスジェンダー特有の困りごと
見た目と戸籍の性が一致しない場合、大家さんや不動産会社から性別について確認される場合があります。 また改名のみを済ませている場合は名前から性別が連想され、ここでも性別について確認をされる可能性があります。 セクシャリティがについて望まないカミングアウトをしなければならなかったり、借りれた後も勝手にアウティングされてしまわないかといった不安があるという方もいます。
家族の支援を受けられない人
LGBTs当事者の中には、家族からセクシャリティに対する理解を得られず、絶縁関係になってしまう方もいます。 それによりまだ社会人ではない身分で1人暮らしを余儀なくされる人や、社会人であっても家族からの支援なしに苦しい生活を強いられている方もいます。 十分な収入が無いことで物件を探しにくかったり、審査で断られてしまうケースもあるでしょう。
仕事の関係でお部屋が借りにくい
例えばゲイバーや水商売など、夜のお仕事をされている方もいます。 夜のお仕事だと、一般的に収入が不安定な点を問題視されやすく、家賃対応のリスクが怖いという理由で、審査が通りづらかったりします。 また昼夜逆転生活でもあることから、ご近所と騒音トラブルなどに発展する可能性も危惧されることや、夜の仕事に対する偏見などからも入居を断られてしまうケースがあります。
住居の探し方
初めてお部屋探しをする方向けに、どうやって物件を探していくのか、詳しく解説していきます。
自分が住みたい地域や家賃などの条件を決める方法
まずは優先順位をつけることが大切です。「家賃」「立地」「広さ」のほかにも「バス・トイレ別」「ペット可」「日当たり」など 条件はいくらでも出てきます。その中でも自分が譲れない条件は何か?譲れる条件は何か? 優先順位をつけてみるといいでしょう。
書き出してみると、「家賃が抑えられるなら、少しくらい狭くてもいいかもしれない」 「部屋が広いなら、駅から10分以上歩いても問題ない」など自分が大事にしたい点が 見えてくるかもしれません。特に注意しておいた方が良いのは「家賃」です。 どんなにいい部屋でも家賃が払えなくなっては住めなくなってしまうので、 自分の収入(手取り)の3分の1までに抑えることが一般的です。
インターネットや不動産屋で情報収集をする方法
昨今ではLGBTフレンドリーな不動産会社も多数出てきました。フレンドリーであることがわかっている会社であれば、相談がしやすいかと思います。弊社も含めて一部のLGBTsフレンドリーな不動産会社をご紹介します。
・IRIS
弊社はLGBT専門の不動産会社で、首都圏を中心にLGBTsフレンドリーな物件が豊富に有ります。 賃貸マンション・アパート・シェアハウスや、マンション購入についての相談も可能です。 これまで数百組の成約実績もあり、約290万件の物件も取り扱っています。 またスタッフは皆当事者やALLYでもあり、メールやLINEを利用して気軽にお部屋探しの相談もできます。
業界最大の物件取り扱い数で、LGBTフレンドリーの物件を探すこともできます。 そのため、賃貸物件情報に「LGBTフレンドリー」を含む特徴項目が追加されているので 安心して物件を探すことができるポータルサイトです。
家計の準備
調べ方の次は、実際にかかるお金について計画的に準備しておくことが重要です。
家賃以外の支出について
家賃に目が行きがちですが、1人暮らしをする際にかかるのは家賃だけではありません。「初期費用」「引っ越し費用」「家具・家電の購入費用」は必ずかかるでしょう。
・初期費用・・・敷金、礼金、仲介手数料、火災保険料、鍵の交換代などが含まれます。物件によりけりですが、敷金・礼金がかからないところも最近は増えています。家賃の約5ヶ月分が相場と言われており、家賃7万円の物件であれば、35万程度かかる事になります。
・引っ越し費用・・・業者や距離、荷物の量にもよりますが1人暮らしの引っ越しであれば 安くて3~5万円程度ですむところもあります。
・家具・家電の購入費用・・・全く1から新しいものを購入する場合は洗濯機や冷蔵庫、 電子レンジなど、20万円前後はかかってくるかと思います。頭金としていくら出せるのか、現在の貯金と照らし合わせて考えていく必要があります。
必要な費用を計算し、生活費の予算を立てる方法
実際に物件を見つけるにあたり、本当にこの家賃で生活できるのか、生活費の計算をする必要もあります。 まず自身の手取りの収入がいくらになるか計算し、そこから諸々の支出を差し引いて行きます。 例えば、手取りが17万円だとして、家賃6万円の家に住んだ場合の計算をした例が以下になります。
〇収入 17万円
▲家賃 6万円
▲食費 3万円
▲光熱費・水道代 1万円
▲交通費 1万円
▲携帯代 5千円
▲交際費 2万円
▲雑費 2万円
▲の合計 15.5万円
家具・家電の準備
生活をするうえで、家具や家電は必需品になります。 できるだけ費用を抑えたいところですよね。どのような方法があるのか、以下で紹介していきます。
家具や家電製品など、生活する上で必須アイテム
・冷蔵庫
・洗濯機
・電子レンジ
・ふとん(ベット)
・テーブル
・カーテン
・照明 など
できるだけ安く家具家電を手に入れる方法
・ニトリやIKEA、コジマ電気、ノジマ電気など大手の家具家電ショップで購入する
量産型なので比較的、価格も安く数万円以上で送料も無料になるなど便利な側面もあります。
・メルカリや中古ショップなど、新品ではない物で価格を抑える
特に日本の家電は性能が良いので、中古でも充分数年は使用できるものもあります。またネットで個人とやり取りができれば価格交渉や掘り出し物があったりもするので 一度見てみるのもいいでしょう。
・家具や家電のサブスクを利用してみる
最近は新しいサービスとして購入するのではなく、定期的に料金を支払い家具や家電を レンタルするサービスもあります。 年単位で長い目で見ると購入した方が安くなりますが、一次的にお試しで使ってみたい、といった 希望があれば小額からレンタルできるので利用してみるのはありかもしれません。
住民票・保険などの手続き
お部屋が決まったら、今度は引っ越しにあたり様々な行政での手続きが必要になります。 平日しか窓口が対応していないこともあるため、計画的に手続きを行いましょう。
・転出届:引越し前の市区町村の役所に提出します。このときにもらう「転出証明書」は、 引っ越し先で転入届を提出する際に必要になるので、引越し後すぐに出せるよう保管しておくのが大切です。
・転入届:引っ越し後、2週間以内に引越し先の役所に届出をする必要があります。 ここで先ほどの転出証明書が必要になります。
・各種住所変更:運転免許証の住所変更やマイナンバーカード、加入している保険、国民年金、 国民健康保険、携帯電話など様々な住所変更が必要になります。住所登録しているものをリストアップして1つ1つ対応していきましょう。
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございました! 1人暮らしについていかがでしたか? 意外と引っ越しってやることが多くて、お金もかかるし大変だな、、と思われた方も多いのではないでしょうか?
しかし、計画的に何をしないといけないのか、リストに書き出して対応していけば 引っ越しは無事にできるので、ぜひこの記事の内容を参考にしながら、計画を立ててみてください。IRISではLGBTsのお部屋探しをこれまで数々お手伝いしており、多くの成約実績がありますので、 ぜひお気軽に1人暮らしや引っ越しについて相談下さい。